2026.08.07

社会貢献を、続けられるビジネスへ。井上信次さんが教えてくれた4つの視点

月例会や10分セミナーで生まれた学びを、次の成果につながるヒントとしてお届けします。

社会貢献を、続けられるビジネスへ。井上信次さんが教えてくれた4つの視点

「社会の役に立つ仕事を続けたい。でも、収益につなげるのは難しそう」

そんな悩みに、ビジネスの仕組みから向き合うヒントが詰まった10分間でした。

2026年7月6日(月)、ブランディングLabo支部の月例会をオンラインで開催しました。今回の10分セミナーに登壇してくださったのは、井上信次さんです。

テーマは、社会貢献を一時的な活動で終わらせず、無理なく続けられるビジネスへ育てる方法。育児や介護など、日々さまざまな役割を担う女性が、経験や強みを生かして働き続けるための考え方を、分かりやすく紹介してくださいました。

10分セミナーを動画で見る

セミナーの内容

社会貢献を「続けられる仕組み」にする

社会課題の解決を目指す活動は、思いが強いほど「無料で頑張り続ける」形になってしまうことがあります。しかし、担い手が疲弊してしまえば、せっかくの活動も長くは続きません。

井上さんが伝えてくださったのは、社会貢献と収益は対立するものではないということ。社会の役に立つ活動を継続するために、きちんと収益が生まれる仕組みをつくる——それがソーシャルビジネスの大切な役割です。

セミナーの中で示された「やさしさを続けることができるしくみ」という言葉が、特に印象に残りました。

収益を生み出す4つの視点

井上さんは、一般的なビジネスモデルの考え方に、次の4つの視点を加えることで、社会貢献を持続可能な事業へつなげられると紹介してくださいました。

1.支払う人と受け取る人を分ける

サービスを受け取る人が、必ずしも料金を支払う人である必要はありません。利用者は無料で使い、広告主が費用を負担するGoogleのように、受益者と支払者を分ける設計です。

2.収入の一部を貢献活動にシェアする

商品やサービスの売上の一部を、社会課題の解決に役立てる方法です。フェアトレードやTABLE FOR TWOのように、普段の購買が自然に支援へつながる仕組みが例として紹介されました。

3.顧客層によって価格を変える

法人向けと個人向け、大人向けと子ども向けなど、相手に合わせて提供内容や価格を変える考え方です。支払える顧客層から適正な対価を得ることで、必要な人へサービスを届けやすくなります。

4.支払う人が収入を得られるようにする

支援を受けるだけではなく、自ら収入を得られる仕組みをつくり、やがてサービスの対価を支払える状態へつなげる方法です。自立を支えるビッグイシューの事例が紹介されました。

4つに共通しているのは、「払えないから届けられない」で終わらせず、関わる人みんなが無理なく続けられる形を考えることです。

一人ひとりの目的や強みを、無理なく一歩ずつ

同じ社会課題に向き合っていても、得意なことや使える時間、目指したい未来は一人ひとり違います。

だからこそ、誰かの成功例をそのまま当てはめるのではなく、その人の目的や強みに合う再現可能なビジネスモデルを考え、できるところから段階的に進めることが大切だと井上さんは話します。

「良いことだから続ける」の先に、「続けられる仕組みがあるから、より多くの人に届けられる」という未来が見えるセミナーでした。

参加者の感想(セミナーについて)

アンケートには、社会貢献とビジネスを両立する考え方への共感や、自分の活動にも取り入れたいという声が多く寄せられました。

社会貢献とビジネスは別々のものだと思っていましたが、仕組み次第で両立できるというお話がとても印象に残りました。また、高額なサービスをいきなり案内するのではなく、まずは気軽に体験できるフロント商品を用意することの大切さも学ぶことができました。自分自身も相手に安心して相談していただけるような入り口づくりを意識していきたいと思います。ありがとうございました。

マネタイズの難しいソーシャルビジネスを4つのマネタイズポイントで説明されていたところに感心しました。対象者(対象課題)によって価格帯を変えるというところは特に共感しました。

井上さん、淡々とお話されているように見えて、13のビジネスモデルの種類などめちゃくちゃ言語化されていて面白かったです!!

育児や介護で仕事ができない女性の年収を上げる、にとても共感しました。確かに、育児や介護という、かけがえのない仕事をされているのに「お金を稼げない」ことで劣等感を感じている方は多いと思います。井上さんの取り組みは、たくさんの女性を救うと思いました。

女性が自信を持って働ける場を提供されているというところ、とても素敵だなと感じました!家事や育児、介護など家のことなどをやる割合がどうしても多くなる女性だからこそ、限られた時間でも収入が増える環境が必要だなと感じました。ありがとうございました!

収益化が難しいジャンルの方のビジネスを助ける仕組みがすばらしいと思いました^ ^

ブランディングLabo支部の感想

今回のアンケートは33件。満足度は「とても満足」が18件、「やや満足」が15件で、回答者全員から満足の評価をいただきました。

初参加の方からも、支部の温かさや、オンラインでも感じられる距離の近さについて、うれしい声が届いています。

2026年7月6日にオンライン開催されたブランディングLabo支部月例会の参加者集合写真

初めての参加でとても緊張していましたが、皆さんが温かく迎えてくださり、安心して参加することができました。笑いも多く、とても楽しい時間でした。さまざまな業種の方と交流でき、とても良い刺激になりました。今後はさらに人脈を広げていきたいと思っているので、引き続き参加させていただきたいです。

全体にも、テーブルにも、とても温かい雰囲気があり、楽しかったです。

ゆるい感じで緊張が解けた状態で参加できました!

支部運営・所属の皆さんの雰囲気がとてもよく、心地よく学び、多くの方とつながれた時間でした。事前のミニフォローや別途の勉強会など、トータルで学びの機会をつくってくださるのがありがたいですね。オンラインなのでリラックスして気軽に参加できるのもとても良かったです!

終始和やかな雰囲気で、あっという間でした!商談や1on1にも繋がり充実した時間でした。ありがとうございました!

コメント欄が活発で、距離感の近さを感じました!

やさしさを続けられる仕組みが、人を支える

井上さんの10分セミナーから学んだのは、社会貢献を続けるためには、思いだけでなく「仕組み」が必要だということでした。

誰かの役に立ちたいというやさしさを、続けられるビジネスへ。そのための方法は、一人ひとりの目的や強みに合わせてつくることができます。

ブランディングLabo支部も、学びと実践、そして人とのつながりを通して、それぞれの一歩を応援できる場でありたいと思っています。

次回のブランディングLabo支部月例会

次回は、2026年9月7日(月)10:00〜12:00にオンラインで開催します。

10分セミナーの登壇者は、まみ助です。

初参加の方も大歓迎です。アンケートでも「温かく迎えてもらえて安心した」「リラックスして参加できた」という声をいただいています。支部の雰囲気が気になる方は、ぜひ一度ゲストとして遊びに来てください。