「クラウドファンディングを考えているけど、本当に成功するかな...」
「商品が素晴らしいから、きっと支援は集まるはず!」
そんな期待と不安を持つあなたに、知っておいてほしい残酷な真実があります。
キャンプファイア公式パートナーとして700社以上をサポートし、
2022年、2023年と公開案件数トップ、累計440件以上の実績を持つ山下みきさんは言います。
「商品PR型で成功するのは極めて難しい。中途半端な気持ちではお金は集まらない」
では、どうすれば成功する確率を高められるのか?見落としがちな落とし穴とは?
【セミナー動画】
クラウドファンディングの2つの型とその選び方
クラウドファンディングには大きく分けて2つの型があります:
1. 商品PR型
- 商品やサービスのスペック、価格を目玉にする
- 「この商品すごいでしょ?欲しいよね」という訴求
2. 自己実現型
- 人の思いやストーリーを応援してもらう
- 「私がこんな夢を実現したいんです」という思いが軸
山下さんは、多くの人が「商品PR型」で挑戦しようとしますが、
それは危険だと警告します。
商品PR型で成功するための厳しいチェックポイント:
- あなたがいなくても、その商品・サービスは勝手に売れていく?
- 商品そのものに「他にはない絶対的な魅力」がある?
- 友人や家族の「いいね!」ではなく、第三者からの客観的評価がある?
一つでも「NO」があれば、自己実現型でストーリーを軸にすることを強くお勧めします。
営業ツールとしてのクラウドファンディング
クラウドファンディングは単なる資金調達の手段ではなく、
強力な営業ツールにもなります。
なぜ営業ツールとして有効なのか?
- URLで簡単に共有できる
- あなたの思いや背景を深く知ってもらえる
- 共感した人が他の人を紹介してくれることも
- コラボレーションの可能性が広がる
特に自己実現型の場合、人生の背景をしっかり書くことで、
通常のLPやSNS投稿よりも圧倒的に濃い情報を伝えられます。
成功率を下げる4つの落とし穴と対策
1. 「受動的な買い物」であることを忘れている
多くの支援者は自分から積極的にページを探すのではなく、直接届いたURLをクリックしてページを見ています。
対策:
- 文章を詰め込みすぎない(左の画像のような長文は読まれない)
- パッと見で魅力が伝わるように工夫する
- スペックや価格より「応援したい」「やってみたい」「面白そう」という感情を引き出す
2. 事前告知と最初・最後の3日が勝負と知らない
公開後の早い段階で支援を集めることで、目標達成しやすくなります。
対策:
- しっかりとした事前準備と計画性を持つ
- 終了直前のカウントダウン発信で「駆け込み支援」を狙う
3. 支援者のメリットを「割引」だけにしている
リターンは単なる商品割引ではなく、特別な体験や限定の機会を提供することが大切です。
対策例:
- クラファン期間中頑張ったからご飯をおごる会
- 年に1回限定のイベント参加権
- 普段はできない特別な体験(例:亀メハを打たせます!)
4. 熱量の不足
クラウドファンディングは「感情」でお金が動きます。
本当にやりたいことなら、熱意のある行動ができるはずです。
対策:
- 自分が一番情熱を持って拡散する
- 「お金を出していただくのだから土下座するくらいの覚悟」を持つ
- 適当な取り組みは支援者に見抜かれる
まとめ:クラウドファンディング成功のための心構え
- パッと伝わる工夫をする
- 商品PRだけではなく、ストーリーを全面に出す
- 熱量を持って事前告知から取り組む
- 4つのポイントのどれか一つでも欠けると成功確率は一気に下がる
山下さんは「少し厳しめに話しましたが、クラウドファンディングをするかしないかだけではなく、
ご自身のサービス設計のヒントになれば」と締めくくっています。
本気で取り組めば、単なる資金調達だけでなく、
営業ツールとなり、コミュニティの外にも広がっていく可能性があります。
中途半端な気持ちではお金は集まりませんが、
逆に言えば熱意を持って着実に準備すれば、次のステージが開けるのです。
この記事は、ブランディングLABO支部(毎月第一月曜日10時〜12時開催)での10分セミナーの内容をまとめたものです。クラウドファンディングについてより詳しく知りたい方は、山下みきさんへ個別にご連絡ください。
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